よさ研ニュースレター181号 ちばYOSAKOI夏の陣(茂原七夕まつり・千葉県茂原市)
[地図表示]

☆七夕飾りの中で演舞!ちばYOSAKOI夏の陣!!☆
ちばYOSAKOI夏の陣は、千葉県内で2つのお祭りが同日に開催される珍しい形態のお祭りです。その中でも茂原市で開催されるちばYOSAKOI夏の陣は、七夕飾りのきれいな中で多くのチームが演舞を披露していました。☆どんなお祭り?☆
ちばYOSAKOI夏の陣は、同じ25日に2か所で同時開催されるお祭りです。1か所は船橋で開催される「ふなばし市民祭り」で開催されるもので、こち らには札幌のYOSAKOIソーラン祭りの流れをくんだチームが多く参加します。対して茂原で開催される「茂原七夕まつり」では、高知のよさこい祭りの流 れをくんだチームが多く参加するのが特徴です。しかし、必ずしも厳格な区分がされているわけではないようで、茂原にも札幌の流れをくんだチームがチームが 多く参加していました。茂原七夕まつり自体は23〜25日の3日間開催され、街中に七夕飾りがつるされ、神輿や阿波踊り、地元の民謡踊りである茂原おどりなどが行われていました。よさこいは日曜日の1日のみです。
☆会場について☆
会場は4会場です。メイン会場は七夕まつりの会場に隣接した茂原商工会議所前の道路で、パレード(流し踊り)形式で演舞が披露されました。ここでは昼の部で審査、夜の部では個人賞授与のための審査が行われました。それ以外の会場はすべて昼に演舞が披露されます。文化会館会場は室内演舞で、ホールの中でステージ形式の演舞が披露されました。文化会館会場の向かいに ある茂原市役所会場は、各チームのフラフを披露する会場としておもに演舞が披露されているのが面白いところです。市役所から茂原駅に戻るように伸びる昌平 町通りでも披露されました。ここでは地方車を持っているチーム、および流し踊りが得意なチームが地方車の先導により演舞を披露しています。
☆チームについて☆
全部で15チームが参加しました。茂原市内のチームは1チームしかおらず、残りはすべて市外もしくは県外のチームです。特に近隣の一宮町、長南町、大網 白里町など小さい町からチームが参加しているのが特徴的です。また、千葉市、市原市、木更津市、四街道市など少し離れた大きな市からの参加も多くあり、全 体の半数程度を占めていました。茂原は県内でも外房地域にあるためか、県北のチームの参加が少なかったのが印象的でした。同様に地域的に他県境と遠いため か、県外からの参加は1チームしかありませんでした。☆よさ研の注目点☆
今年で10回目を迎えた茂原は千葉県内で開催されているよさこいのお祭りの中でも最も古い部類に入るお祭りになります。そのため、見ているみなさんの中 にも毎年このときを楽しみにされている方が多いようです。審査会場にはレジャーシートや折り畳みいす、クーラーボックスを持ちだして一日演舞を楽しむとい う勢いでいらっしゃっている方々を何組も見ました。そういう意味では茂原のよさこいは定着してきているのではないかと思っています。そのためか、見にいら している方々の中には「毎年参加チームが減っていっている」ことを肌で感じ取られている方もいました。実際にチーム数は減少傾向にあるようで、多くのチー ムにとって魅力ある演舞環境づくりが欠かせないのではとも思いました。そのためには、1チームに対する諸注意など、あまり聞いていて気持ちのいいものでは ないことなどは別の機会に伝えるなどの工夫が必要ではないかと感じました。みんなが心地よい環境で楽しめるお祭りであるといいですね。( 関東 )
地図 [KML] [地図表示] | |
開催開始年 | 2001年 |
開催地 | 千葉県茂原市 茂原市中心商店街など |
今年の開催日 | 7月25日(日)、茂原七夕まつり自体は23〜25日の開催 |
時間 | 9:30〜19:30 |
今年の参加チーム数 | 15チーム 地元・茂原市のチームを中心に、県内では千葉市、市原市、四街道市、長南町、一宮町などから、県外からは東京都からの参加がありました。 |
踊り子総数 | |
会場数 | 4か所 JR茂原駅より徒歩10〜20分 |
コンテストの有無 | あり |
開催中心団体 | 茂原七夕まつり実行委員会 おどり部会YOSAKOI委員会 |